"はるどり"という個人事業・2025
音楽をしています、と聞くと、ほとんどの人はライブしたり曲を出したりという活動を思い浮かべることだろう。
そして、アーティストとして生活できるお金を得られるのはほんの一握りの上澄だけであることを、メディアやらネットやらで見聞きしているので、
自分のような無名のシンガーが、どうやって生きているかなど謎の領域に近いのではないか。
ミステリアスなメガネ男子でいるのも悪い気分ではないが、そろそろ不審に思われる場面も増える歳かなと思えてきたので、一度はるどりの仕事事情を紹介しておこうと思う。
音楽していると一言で言っても、いろんな要素に枝分かれしていて、自分がここ10年でやってきた仕事は以下のように分類される。
【表現する】
・シンガーソングライター
・YouTube
【つくる】
・作詞作曲
・編曲(アレンジ、オケ作り)
・制作(レコーディング、ミックス、マスタリング)
【教える】
・ディレクション
・講師
このうち【表現する】については多くの人が想像するように、人気があったりテレビに出ていたり数字をものすごく持っていたりしないと収益を上げることは困難である。
自分がいろんなところの路上やライブハウスで歌っていた頃は、CD・物販の売り上げと出演料で生きていた頃もあるが(慎ましい生活だったけど)、今はそういう活動もしていないのでものすごく少額の稼ぎしかない。
主力は作曲、編曲、制作を担う【つくる】仕事。
それを最初はさまざまなクラウドワークスで売り出し、当時クラウドワークスが黎明期だったことも幸いし、仕事はたくさん舞い込んだ。
「ココナラ」というサイトでは長期間ランキングトップだったおかげもあり、ネット上で少しずつ制作の実績と自信をつけ、その少し先からは友人・仲間から制作の相談をいただけるようになった。
その友人たちが縁を繋いでくれ、新しい出会いに繋がり、さまざまなプロジェクトに参加させてもらった。
バンドやアイドルのサウンドプロデュース、CM音楽の制作、ボーカルディレクションの仕事も手掛けさせてもらったりと、そういう制作業は今でも続けさせてもらっている。
昨年からは制作にAIシンガーを取り入れ、今年はその事業を伸ばすことに注力、それなりに右肩上がりで成長している。
歌入れの仕事は女性の需要が大きいので、自分はあまりしてこれなかった分、今AIとはいえ、女性シンガーの歌入れを担当できるのは最高に楽しい。
技術の進歩が恐るべきスピードなので、いつまでどこまで自分がそこにいられるかはわからないが、歌って最高に楽しいよね!という喜びは今後も体現し提供し続けたいところ。
何度か書いたが今年から、社会人向けの音楽専門学校で講師として【教える】ことも全力で取り組ませてもらっている。【教える】はこれまでも単発のボーカルディレクション、トレーニングなどでやらせてもらっていたが、学校となるとスケジューリングもしっかりしており、作曲とDTMについて筋道立てて話ができるので、非常に性分に合っていると感じる。
関わる人も熱意に満ちていて、めちゃくちゃやりがいのある仕事だ。
自分に声をかけてくれた大好きな先輩が講師としても素晴らしいので、その背中を必死で追いかけている。
【表現する】活動だけだったら、もう仕事としての音楽からは離れているかもしれない。
【つくる】【教える】仕事で関わった人たちの存在や喜んでくれる顔が、自分をいまだ音楽にハマらせてくれているのだと思う。
見ての通り、書き出してみれば「なんだそんな感じか」というところで、華やかなキャリアではないがラッキーなことに音楽を生業に生きている。
ご縁と繋がりあっての人生です。
音楽のことではるどりの顔が浮かんだらお気軽にご連絡ください。
役に立てるのは嬉しいです。
今後ともひとつ、よろしくお願いいたします。


