プロとアマ

音楽における「プロ」と「アマ」の違いを、もう何百回かわからんくらい議論してきた。
そこには面白いことにいろんな派閥(意見)があって、例えば、
・メジャーデビューしたら(過去にしてても)プロ
・テレビやラジオで曲がかかったことがあったらプロ
・全国的に有名ならプロ
・音楽だけで食ってたらプロ
・ものすごい上手かったらプロ
・ライブでお金をとった瞬間にプロ
・有名人と仕事してたらプロ
などなど…
昔アカペラサークルに入っていた時、サークルの集会にゲストバンドが歌いに来てくれることがあって
その時先輩がよくこう言ってた。
「今日はセミプロのバンドが来てくれます」
セミプロ?!セミプロってなんだ!と当時は大いに混乱した。
あれは要するに「〇〇みたいに有名じゃないし、メンバーも音楽以外の仕事しているけど、なんていうかすごいプロっぽい」みたいな思いを「セミプロ」という謎の言葉に集約していたのだろうと思う。
あと、音楽にまるで関わっていない人は
・Mステ、紅白、レコ大に出てたらプロ
と思っているところがある(…と、感じている)。
ハードル高すぎてもはや高層ビル並み。
そういう自分にとっては、もっとずっとハードルは低くて、
・人に聴かせるために音楽をやっていたらプロ
だと思っている。それじゃ音楽やっている人の大半がプロになっちゃうじゃねーか、と思われそうだけど、そう。
大半がプロのミュージシャンだと思ってる(笑)。
他人の音楽を聴く時も、それを意識してる。
これは僕(聴いている人)のために演奏しているのか、それとも演奏者自身のためだけに演奏しているのか、っていうのはなんとなく伝わるものだ。
もう少し言うと、自分自身のためだけに音楽をやっているのであれば、お金をいただいてはいけないのではないかと思っているし、聴いてくれる人を思って音楽をしているのであれば、お金をいただくことにビビらないでほしいとかも思っている。
自分自身の表現をする上で、受け取り手のことを考えるっていうのは、それほどに素晴らしいことだと僕は思うし、プロとしてリスペクトする対象だと思っている。
僕はウクレレも弾いているけど、それを誰かに聴いてもらうことは、目標ではあるけど目的じゃない。
あくまで音色に惚れて自分自身の癒し、楽しみとして弾いているので、明確にこれは趣味でありアマチュアウクレレプレイヤーだ。(アマチュア(=趣味)って、最高で最強だと思う)
自分にとってはプロもアマも尊い。
そして自分はプロのミュージシャンである。
折に触れて勃発する「プロアマ論争」に、情けないことに心がブレてしまうことがあるので、自分の考えをちゃんと書き留めておくことにする。


